不織布白菜今や、現在の野菜栽培、果樹栽培には被覆資材は欠かせません。

植物を被覆する方法としては、マルチ、トンネル、べたがけなど色々あります。

個々の方法ともいろんなメリット、デメリットがありますが、これは使用する素材によっても変わってきます。

そこで今回は、特にべたがけ資材について、それぞれの特徴に焦点を当ててみたいと思います。

まず、べたがけの特徴について。

主な目的としては、保温、特に夜間の低温による霜害の防止が大きいですね。

あと、夏の暑さ対策としての遮熱、遮光にも用いられます。

その他、防虫、防鳥、防風、湿度コントロール等々各種あります。

これに対して、べかがけ資材としては、主に不織布、寒冷紗、ネットがあります。

不織布

寒冷紗

防鳥ネット

これらの資材の細かい定義については省略します。

要するに、全て目の粗い布です。

ざっくり言えば、不織布<寒冷紗<ネットの順に隙間の目が粗くなります。

また、この順に強度も強くなります。

ただし、ものによってはこの順番にならない場合もありますので良く確認しましょう。

これらの資材の中でも、いろんな素材や性質があります。

それでは、それぞれについてどんな特性を見ればいいか考えていきましょう。

保温、霜害防止

保温のためには、昼間に日光をよく通す必要があります。不織布白菜

そのためには、透光率の高いものが良いです。

ざっくり言えば、不織布は日光をほぼ通します。

90パーセント以上です。

寒冷紗とネットは、用途に応じていろいろなものが販売されています。

商品のラベル等に書いてあるので、その中の値の大きいものを選びます。

あと、保温の際に気になるのは通気性です。

通気性が低いと、昼間は熱がこもって温まりやすいですが、夜間は風が入らずに霜がつきやすくなります。

従って、ある程度の通気性は確保する必要があります。

そのためには、目の粗さや空隙率(隙間)の大きいものが良いです。

なお、目の粗さと空隙率は、同じと思えるかもしれませんが、一本一本の繊維の太さの分があるので多少意味合いが異なります。

さらに細かくなりますが、熱放射の透過率というのもあります。

これは、空隙率とその素材そのものの性質によります。

だいたいどれも合成繊維でできていますが、その中でもポリエステルとかポリビニルアルコールといった素材であれば比較的透過率は低く、熱放射しにくいです。

ポリエチレンやポリプロピレンでは大きいです。

ただし、夜露などの水滴がつくようであれば、それが熱放射を防ぐので、そんなに気を使う必要はありません。

遮熱、遮光

夏の暑さを防ぐために、遮光する目的で使う場合も多いですね。寒冷紗

この場合は、上記とは反対に光を入れない必要があります。

そのためには透光率の低いものを選びます。

このような資材としては、黒色の寒冷紗やネットが主に用いられます。

かつ、風通しの良いものということで目の粗いものが良いです。

なお、温度が高いとどうしても土が乾きやすくなります。

乾燥を防止するという意味では、逆に目が細い方がいいということにもなります。

しかし、べたがけは植物全体を覆うので湿気はこもらないようにしなければなりません。

土の乾燥防止は、マルチと併用するようにします。

防虫、防鳥

防虫のためには、目が出来るだけ細かいものが良いです。ネット、除草シート

不織布か防虫ネットということになります。

防鳥では、それなりの強度が必要ということでネットが良いと思われます。

まとめ

べたがけ資材としては、主に不織布、寒冷紗、ネットがあります。

これらに対して、目の粗さ、透光率、熱透過率などにより得意な分野が変わってきます。

目的に応じて、必要な特性を良く確認して使用しましょう。

<参考にした本>

岡田益己 小沢聖 べたがけを使いこなす 農文協

日本施設園芸協会編 施設園芸・植物工場ハンドブック 農文協

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マルチ資材