だ在来大豆

マメはおいしいし、身体にいいし、畑も肥やすという3拍子揃った作物です。

例えばダイズであれば、日本やドイツでは畑の肉、アメリカでは大地の黄金とも言われている通り、貴重な植物性のタンパク源です。

そして、このタンパク質も、必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質のものです。


畑では、土を肥やす作物として、輪作体系に組み入れられることが多いですね。

根粒菌という細菌が、マメ科植物の根に共生して、植物から栄養分を受け取る代わりに、空気中の窒素を硝酸塩性窒素に変換して植物側に供給します。


ただし、玉にキズなのが収穫後の調整作業。

せっかく収穫してもどうやって豆を取り出すのかわからない!と思って作るのをあきらめるかたも多いかもしれません。

プロ農家だったら、脱穀機や乾燥機であっという間に食べられるように出来ますが、ちょっと作ってみたいという人はわざわざ買いそろえる気もしないですね。

しかし、豆なら道具がほとんどなくても、結構調整できます。

私も自家用に数kg作っているだけなので、ほとんど道具を使っていません。

唐箕とフルイを2種類つかっているだけです。

豆は、他の種に比べて丸くて種が大きいので、少量であればほとんど手作業でも出来ます。

そこで、ここでは道具を使わないでも調整する仕方を考えてみたいと思います。

必要な道具

とは言っても、全く何もなしという訳にはいきません。

最低限必要なものは二つ。

一つは豆を選別するまで保管するための容器。

ダイズであれば、1株50g程度として、20株で1kg、2Lくらいを目安にします。
(品種や育て方によって何倍も変わりますので参考程度に)

枯れ葉や莢などのゴミがあるので、入れる容器は10L以上あるとよいでしょう。

もう一つは、シート。

レジャーシートでもござでも何でもいいです。

大きい方がいいです。

手順

栽培、収穫まではできるとします。

乾燥中ダイズ収穫した株を天日で良く乾かします。

乾けば乾くほど脱粒しやすくなります。

最低2週間は乾かします。

晴れた日にシートの上に株ごと敷きます。

雨の時には濡れないよう、軒下などに避難させます。

その後、脱穀します

脱穀には色んな方法があります。

例えば、SN3D0574

・株同士をこすって豆をこそぎ落とす

・株を持って、地面に何度もたたく

・棒で株を叩く

・株ごと踏みつける

一つの方法だけでなく、これらを組み合わせます。

そうすると、豆が莢や小枝や枯れ葉とともに落ちます。

ゴミを取る

一番省力的なのが、風で飛ばす方法です。

風の強い日に、手で掴んで、パラパラと落とします。風篩

豆は重いのでそのまま下へ。

その他のゴミは軽いので風で飛ばされてどこかへ。

 

豆は丸いので、転がすというのも有力です。

例えば、手のひらに乗せて、手を傾けて転がすと、ゴミだけ残ります。

手に乗せて、フッと息でゴミを飛ばす事もできます。

いずれの方法も、一回だけではなく、何度もなんども繰り返して辛抱強く行う必要があります。

もしも、フルイでもあれば格段に楽になります。

以上、チマチマとやるのは大変に思うかもしれませんが、他の小さな種のごみ取りよりずっと楽です。

自分が悪戦苦闘して調整した豆で、味噌やら納豆やらお汁粉を作って食べた美味しさは格別です。

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