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ナス

ナスは、青、白、紫の三色を作っています。

紫は千両二号から種取りしてきたもの。

F1なので、最初の頃は色んな姿形でしたが、だいぶ一定に揃ってきました。

収穫量は他の二種類よりも多いし、色んな食べ方ができます。アオナス

白ナスや青ナスは近くのホームセンターで苗を買ったのですが、詳しい由来はわかりません。

どちらも固定種と思っていましたが、青ナスの方は細長いのから丸いのから色々出来ていて、どうもF1だったようです。

これらは、紫と違って色が他の食べ物につかないのがウリです。

あと、皮は硬いですが、中の果肉は柔らかいので、煮込んだりするととろとろとして美味しいです。

白や青は、わずかな汚れやキズも目立つので、歩留りが悪いのが難点です。

Kちゃん商会のナス

ナス千両 栽培の特徴としては、ナスのソルゴー巻きをしています。

いわゆるバンカープランツです。

ソルゴー(タカキビ)に住み着いた虫が、ナスの害虫を食べるためにナスに虫がつきにくくなる、という仕組みです。

これに、えひめaiや米ぬかなどを施用しており、いわゆる化学農薬は使っていません。

ナス一般について

ナスの成分としては、たいした養分はないとされています。

94%が水分、残りは糖質、タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミンB1、B4、Cなどなどです。

果実以外には、葉っぱを粉にして、ぬか漬けに混ぜることも行われます。

また、食べ物以外には、民間薬として利用されていました。

果汁やヘタ、茎や葉っぱを煎じてイボや凍傷、ニキビの治療薬などです。

また、根や茎、葉を枯らして煎じてしもやけの薬として使われたこともあります。

 

ナスは味が淡白で他の食材に合わせやすく、色んな料理に使えます。ナスチーズフォンデュ

旬の時期のとれたてのナスは、口では表現できない美味しさです。

日本でのナスの消費量は減少傾向にありますが、是非ともナスのおいしさを実感して欲しいです。

ナスの生理:発芽

時節柄、種まきしているかとも多いだろうということで、発芽〜幼苗の育苗について書いていきたいと思います。

まず、最も重要な条件としては、温度が挙げられます。なす発芽

発芽する温度は11〜18℃、適温は25〜35℃とされています。

また、温度は一定でなく昼夜で温度を変える方が発芽しやすいです。

望ましいのは、30℃で16時間、20℃で8時間くらいといったパタンです。

また、ナスは嫌光性と言われています。

ただし、短期間(5分くらい)光を当てると、発芽が良くなります。

水分は十分必要です。

しかし、酸素も十分必要なので、給水しすぎて水分過多になると酸素不足になります。

首尾よく発芽したら、次は育苗です。

温度は、昼間は25〜30℃、夜は15〜20℃くらいが良いです。

ナスは低温に弱く、7度以下では障害を起こし、氷点下では枯死してしまいます。

光は十分当てます。

弱いと、葉は大型化しますが、徒長しやすくなります。

乾燥に弱いですが、過湿だと根が腐りやすくなります。

この辺りは、ナスに限らず他の野菜でも同じですね。

発芽してから実がなるまで

ナスは、まず発芽した後に子葉が、次に本葉が出てきます。

そして、本葉が8〜9枚出た時に花芽が出てきます。ナス水やり後

それが成長して、いずれ実がつくことになります。

花芽が出始めるのは、種まき後25〜30日、子葉が出て20日弱くらいになります。

花芽ができると、茎はそこからは伸びなくなります。

そして脇芽が最後の葉の脇から出てきます。

その脇芽から本葉が二枚出てきて、その先に次の花芽が出ます。

そこからは、また茎は伸びなくなり、最後の本葉の脇から脇芽が出て本葉が二枚出て・・・

と言う具合に栄養成長と生殖成長が周期的に繰り返します。

これらと同時に、下の方の葉の脇からも枝分かれします。

そこで葉を二枚つけ、花芽が出てきてその本葉の下から脇芽が出て・・・

と、このような繰り返しがいろいろな部分で同時多発的に起こります。

従って、常に栄養成長と生殖成長のバランスをとることが重要となります。

ナス外伝

ナス科の野菜というと、毒を持つ植物が多くあります。

ニコチンを持つタバコもナス科ですし、毒草で有名なチョウセンアサガオもそうです。

唐辛子の辛味成分とかピーマンの苦味成分も毒の一種ですね。

ジャガイモの芽のソラニンも有名。

ではナスは?と言うと、やはり毒を持ちます。

何回か前に書いた、ニキビやイボの治療に使うというのも、このナスに含まれる毒によるもの。

毒と薬は、基本的に作用は同じです。

毒は人に害を与え、薬は人の益になるというだけの違いです。

ところで、秋ナスは嫁に食わすなと言いますね。焼きナス

この解釈としては二つあります。

一つは秋ナスは美味しいから嫁などには食わすなという意味

もう一つは、秋ナスは体を冷やすから、お嫁様には食べさせるなという意味。

前者は、秋ナスの有益性と、姑の有毒性を示したもの。

後者は、秋ナスの有毒性と姑の有益性を示したもの。

ナスも姑も、毒がある一方で有益な面もあり、複雑で奥の深い存在ですね。

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タカキビ(ソルゴー)

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