%e3%82%bb%e3%82%a4%e3%82%bf%e3%82%ab%e3%82%a2%e3%83%af%e3%82%bf%e3%83%81%e3%82%bd%e3%82%a6%e6%a0%b9前回は、プランター栽培について書きました。

プランター栽培の最も大きな特徴といえば、根を張る場所が限られていること。

これを根域制限といいます。

このような状態では、根の健康には、細かく気を配る必要があります。

したがって、今回はベーシックに、根について述べてみたいと思います。

基本的な根の二つの型

根は言うまでもなく、地下にのびていて水分や養分を吸収するための器官です。%e7%9b%b4%e6%a0%b9%e3%81%b2%e3%81%92%e6%a0%b9jpg

(地上にぶら下がっている根もありますが、細かいことは今回は省略します)

吸収する各種成分の中でも、特に水分は死活的に重要です。

水分吸収が途切れないように、植物はたくさんの根を張り巡らしています。

ただし、具体的な張り巡らし方は、植物によって大きく2種類に分かれます。

一つは直根型。

茎からのびた直根(主根ともいいます)が中心となり、そこから側根が出てきます。

吸収された水分は、主根を経由して、茎葉に送られていきます。

いわば中央集権体制と言っても良いでしょう。ホウレンソウとかダイコン、レタスとかが直根型の野菜です。

もう一つはひげ根型。直根が発達せず、同じような太さの根がたくさん出ているものです。

これは、地方分権型と言えるでしょう。

タマネギとかネギ、トウモロコシなどがひげ根型です。

根の構造

根の構造としては、真ん中に中心柱、その外側に皮層、さらにその外側に表皮があります。

また、根の先端は根冠で覆われています。

表皮には根毛が生えています。

根毛は、根冠から少し根元の根が伸長している部分に生えています。

この根毛が、主に水分を取り入れる働きを持つと言われています。

根毛は短命で、二、三週間すると役目を終えます。

また、生育に適さない条件では、根毛が発達せず、水分や栄養分を取り込みにくくなります。

根を伸ばすには

根が伸びると分岐も多くなり、その分、水分も吸いやすくなります。

根を発達させるための土の条件としては、単純に言えば、土は柔らかい方が良いです。

ただし耕耘すれば良いというものでもありません。%e7%99%ba%e8%8a%bd%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%b0%e3%81%8b%e3%82%8a%e3%81%ae%e5%a4%a7%e8%b1%86%e7%95%91

耕耘しすぎると、雨や潅水でだんだん硬くなって根が張りにくくなります

他には、土壌中の有機物が多いと根は伸びやすくなります。

有機物の中でも、特に発酵させた有機物が効果が高くなります。

アミノ酸肥料などの有機肥料も、根を伸ばす効果が高いです。

逆に根を伸ばしにくい条件としては、水はけが悪い状態が挙げられます。

また、有機物が多くても、未熟堆肥では根は伸びにくくなります。

プランター栽培のような根域制限されたものも、新根が外に出られず伸びにくくなります。

<まとめ>

植物の根は、水分や肥料分を取り込む重要な器官です。%e3%83%a9%e3%83%83%e3%82%ad%e3%83%a7%e3%82%a6%e3%81%ae%e6%a0%b9

プランター栽培のような根域が制限された栽培では、根の成長が停滞しやすくなります。

よく発達させるためには、土を柔らかくして、アミノ酸などの有機肥料分が豊富な土にしましょう。

<参考にした本>

高橋英一 「根」物語 地下からのメッセージ 研成社

森田茂紀 根のデザイン 養賢堂

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