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食と健康に関する本

高橋久仁子 フードファディズム 中央法規出版
 
農文協編 農家が教える健康の知恵 農文協
 
小泉武夫 発酵は力なり NHK出版
 

 

高橋久仁子 フードファディズム 中央法規出版

ジャンル・・・食の安全

特徴・・・食品の、健康への効果を過大評価する風潮に警鐘をならす本

この本は野菜栽培とは直接関係ないですが、関連する部分があるということで、食事に関する本です。

タイトルのファディズム(faddism)というのは、熱狂的に信じるという意味です。

そして、フードファディズムで、その食品の健康に及ぼす影響を過大に信じるという意味になります。

世の中には、〇〇という食品がいかに体にいいかを、もっともらしい理屈をこねて極めて褒めちぎる、

あるいは、△△という食品がいかに体に悪いかを、口を極めて貶すといった風潮が強くあります。

この本では、こうした風潮に警鐘を鳴らし、食品を健康向上のためではなく本来の目的・・・食べ物を食べ物として扱うべきを主張しています。

筆者は大学の先生で、ずっとフードファディズムと戦って来た人です。

そのためか、この本は少し読みにくいし、論評はかなり辛辣です。

しかしながら、現在においてはこの概念は非常に重要と思われます。

この本の中から具体的事例を2つほど紹介してみたいと思います。

1つは玉ネギについて。

玉ねぎには、SMCS(S-メチルシステインスルホキシド)という血圧を下げる働きを持つ物質が含まれています。

ラットに摂取させた実験から確認されました。

そこで、高血圧の人は玉ねぎをしっかり食べて血圧を下げましょう。

というわけですが、では具体的にはどのくらい食べれば良いのでしょう?

SMCSをラットに摂取させた実験から逆算すると、50キロの人間の場合は、毎日50キロずつ玉ねぎを食べなければならないという・・・

もう1つの事例は野菜ジュース。

健康のため、野菜はしっかり食べなければなりません。

とは言え、そんなにたくさん食べられない。

そんな人のために野菜ジュースはとっても便利。

しかし、よく売れているとある野菜ジュースは、野菜を絞った汁が20パーセントしか入っていません。

残りの80パーセントは果汁です。

しかも、野菜を絞ると、汁の他にかすもでます。

野菜の重要な健康成分である食物繊維やカルシウムは大部分がカスの方に残るため、汁を飲んでもそんなに取れません。

残念ながら、今の世の中には、こんな話がゴマンとあります。

こうしたファディズムから解放される一助として、本書を一読してみることをおすすめします。

高橋久仁子 フードファディズム 中央法規出版

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農文協編 農家が教える健康の知恵 農文協

ジャンル・・・食と健康

特徴・・・身近な材料を利用した手軽なアイディアが満載
(民間療法で必ずしも万人に効果があるとは限りません)

今回は、普通の農家から伝わった、ちょっとした便利な話をまとめた本です。

身近な草木や食べ物を生かしたアイディアがぎっしり書かれています。

健康に関するお話では、症状からも、材料からも索引が付いており、調べるのも容易です。

さらに、健康のみならず掃除や臭い消しなどのアイディアも。

びっくりするような、突飛なものもあって、読むだけでも面白いです。

二つほど気に入ったのを紹介します。

一つは、使い終わった牛乳パックを開き、まな板の代わりに使うというもの。

まな板は重いですが、これなら手軽に使えます。

さらに、まな板のように何回も何回も使い回すことがないので、衛生的でもあるとのこと。

もう一つは、ポテトチップスの空き袋を開いて靴の中に入れるというもの。

断熱効果で、保温されるそうです。

普通はゴミとして捨ててしまうだけのものを、なんでも利用し尽くすという節約精神には脱帽します。

農文協編 農家が教える健康の知恵 農文協

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小泉武夫 発酵は力なり NHK出版

ジャンル・・・発酵食品

特徴・・・個々の発酵食品についての様々な知識をわかりやすく紹介、非常に読みやすい

以前、我が家の子供から聞いたことがあります。

子供の同級生の多くは、ぬか漬けやたくあん、納豆、味噌汁などの日本の昔からの食品を、ほどんど食べないのだそうです。

曰く、匂いがきつい、まずい、など散々な評価だとか。

実にもったいないことです。

これらの食品は、乳酸菌やら酵母菌などの有用菌が働くことにより、優れた健康効果と味わい深い風味を生み出してくれます。

この本をよむと、日本の食文化がいかに優れたものかよくわかります。

しかも、今回の本は読み物として面白いです。

さらに、いろんな菌の働きがわかり。とてもためになります。

筆者は発酵学者で、これまで100冊以上の本を書いています

そのものずばり、「発酵」という堅めの本から、「食あれば楽あり」「発酵は錬金術である」・・・とくだけたものまで様々です。

本のネーミングの通り、菌の作用は錬金術といってもいいくらい驚異的で強力です。

適切に作用させることにより、驚くべき効果が生まれます。

この本を読んでいると、農作業などで、新たな発酵を使った方法のインスピレーションが湧くかも?

<今回紹介した本>

小泉武夫 発酵は力なり NHK出版

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