だいぶ暖かくなってきましたね。

どこかへお出かけしている方も多いのではないでしょうか?け軽四自動車

私もお出かけというわけではないですが、地方で生活しているので、車はよく運転しています。

田舎暮らしには車は必須です。

私の場合、運転する時はかなり遅めに走っています。

後ろの車はかなりイライラするようで、申し訳ないことでございます。

必ずしも、制限速度より遅く発している訳ではないのですが。

二車線道路などで、私の後ろを走っていた車がイライラのあまり車線変更し、乱暴に追い越すこともよくあります。

あなたは見切り派?それとも我慢派?

ところで、早く走りたくて車線変更したはいいけれど、実はそちらの車線の方が混んでいて、元の車線の方がすいていた、

そんなこともよくあると思いますが、その時にはどうしますでしょうか?

(1)見切りをつけて、さっさと元の車線に戻る

(2)しばらく我慢して、そちらの車線で走る

別にどちらが正しいとかいう訳ではありませんが、(2)を選んだ人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?

わざわざ車線変更したのだから、その行為が間違いであったと認めたくないのでしょう。

その気持ちはよくわかります。

しかし、車の車線変更くらいだとどうでもいいですが、これが商売となるとどうでしょう。

ある農産物を売っていて、その売り上げが徐々に落ちてきた、

色々と手を変え品を変えて工夫を凝らしているが、いまひとつ回復につながらないとします。

この時、

(1)すっぱりとあきらめて別の農産物を売ることとする

(2)もう少し何とかならないものかと頑張る

のどちらを選択するでしょうか?

やはり(2)を選んでしまうことが多いのでは?

そしてその結果、ますます傷口を広げてしまいます。

将来の大きな損失よりも、目先の小さな損失の方が惜しいと思う・・・
人間は、近視眼的にできているもののようです。

このような人間の習性は、サンクコスト効果と呼ばれています。

サンクコスト効果とは

サンクはsunk(埋没した)、コストはcost(費用)で、今まで無駄にした費用(時間や労力なども含みます)により、判断が影響を及ぼされることを言います。

この効果のメカニズムとしては、二つのビルで説明されることが多いです。

自分から見て、手前と奥側に2つのビルが並んで立っています。

手前の方が小さめ、奥側の方が大きめとします。

遠くから見ると、奥側のビルが大きいのは一目瞭然。

それがどんどんと近づいてみると、手前のビルの方が大きく、奥側のビルの方が小さく見えます。

ここで、遠くから見るのを遠い将来の見通し、近くから見るのを近い将来の見通し、ビルの高さが報酬または損失と考えると、先ほどの事例のようになります。サンクコスト効果説明図

冷静な判断をするために

繰り返しになりますが、すぐに見切りをつけるのと、同じことを愚直に続けるのと、どちらがいいとか悪いとかいうことを言いたいわけではありません。

ただ、人間にはそういう性質があることを知っておくべきかと思います。

さらに言えば、そんな風に感覚的にどちらがいいか選んでしまうと、後付けでそれが正しいことを理屈付けてしまいます。

そして、それで自分が納得させてしまいます。

もしも、このような状況となったら、上記のように人間は近視眼的な利益を追い求めがちだということを判断の一つに加えておきましょう。

その上で意思決定を行うようにしたいですね。

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