タカキビ実 タカキビは、別名、もろこし、ソルガム、ソルゴー、高粱(コウリャン)、マイロ、等々いろいろあります。

これらは完全に同じというわけではなく、同じイネ科モロコシ属の中での幾つかの系統の呼び名です。

と言っても実際は、かなり適当に使われています。

そんなことはどうでも良いとして、タカキビは雑穀の中の一つで、主に子実を食べます。

タカキビの機能性

雑穀一般に言えるのですが、食物アレルギーが少ないのが一番のメリットかと思います。

成分には、ミネラルやビタミン、食物繊維が豊富に含まれています。

その中でも、カリウム、ナイアシン、ビタミンB1、B6あたりが豊富です。

食べ方として最も簡単なのは、お米と一緒に混ぜて炊くことです。

一緒に炊くと、お米が赤く色づきます。タカキビご飯再

私は量を少なめにして食べますが、ほんのりピンク色に染まって美味しいです。

タカキビには、ひき肉のような食感があり、ハンバーグなどひき肉の代替として使うこともできます。

人間が子実を食べる以外にも、家畜や鳥の餌にも使えます。

また、子実をとった後の穂を箒にすることもできます。(箒用の品種もあるようです)

いろいろと利用範囲の広い植物です。

タカキビの栽培

タカキビは、日本ではあまり多くありませんが、世界的には結構作られています。

小麦、イネ、トウモロコシ、大麦についで、5番目に多いです。

理由はいろいろあると思いますが、一つは作りやすいことです。

土質をあまり選ばないですし、干ばつにも強いです。

また、病害虫の害もあまりありません。

ただし、鳥害は結構激しいです。

私は主にスズメ害に悩まされています。

あと、苗は雑草と見分けがつきにくく、うまく管理しないと草ぼうぼうになる危険はあります。タカキビ苗

タカキビの収穫量は比較的安定しています。

最近の日本ではそうでもありませんが、イネは豊作と不作の差が激しいです。

タカキビは、それはあまりありません。

その代わり、平均的な収穫量は低いです。

雑穀は一般にそうですが、タカキビは特に顕著です。

収穫したあとの保管も容易です。

コクゾウムシなどの虫はつきにくいです。

穂のまま、軒下などにつるしておけば長持ちします。

一番大変なのは、脱穀とか脱桴(表面の皮を取ること)です。

ある程度の道具を持っていないと小さな粒を取り出すのは難しそうです。

ただし、タカキビは雑穀の中では粒が大きく、比較的容易な方です。

唐箕や篩などで選別して、精米機を軽く通すことで容易に脱桴できます。

 他の農作物栽培への利用

タカキビは子実の収穫量はそれほど多くないですが、茎葉はやたらとたくさん取れます。

従って、緑肥として価値が高いです。

緑肥は、腐熟させずにすき込みますが、それ以外にも、もちろんいろんな利用ができます。

マルチがわりに敷きつめるとか、家畜の飼料にするとか。

ただし、圃外に持ち出してしまう場合は、土が痩せるかもしれませんので、事前事後の土作りに気をつける必要があります。

私は、収穫後に残った茎を、主に堆肥にしたり、土に埋めたりしています。

畝間の溝に敷いておいて、次の作の前にそこを畝にして植え付けします。

 

土作り以外には、バンカープランツとしても用いられます。

有名なのはナスのソルゴー巻きと言われる方法で、ナスを植えている周りにタカキビをぐるりと囲むように植えます。

そうすると、ナスの害虫が侵入した時に、タカキビを住処にする虫がそれを捕食して、被害が防がれます。ナス多い

私が植え始めたのも最初はこれが理由でしたが、導入してみると、なかなかいい塩梅です。

あとは風除け効果も期待できます。

タカキビは、成長すると高さが2から3mくらいにまで達します。

また、少々の風であれば、しなってそんなに簡単には倒れません。

正直なところ、育てていてあまり実感は湧かないですが、それなりの効果はあるのでは、と思います。

以上、タカキビは多様な効果があり、とても重宝しています。

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