%e3%82%a8%e3%83%8e%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%82%b5 ここまで、雑草について色々書いてきました。

が、肝心の雑草の名前がわからないことには話がはじまりません。

覚えましょう。

しかし、雑草とひとことで言っても、非常にたくさんの種類があります。

しかも、芽が出たばかりの時期から、花が咲いて実がなるまで、色んな生育ステージがあります。

これらを全部覚えるのは、容易ではありませんし、その必要もありません。

優先順位としては、まずは自分の畑に生えている耕地雑草、そしてそのなかでも特に強害草に絞って覚えていきましょう。

ざっと十種類くらいわかれば、かなりカバーできるはずです。

最低限押さえておきたい雑草

私の独断と偏見で、今の時期の強害草を選ぶとすれば

メヒシバ、エノコログサ、カヤツリグサ、アメリカセンダンソウ、ヒメジョオン、セイダカアワダチソウ、スベリヒユ

あたりが考えられます。

自分の畑に生えているのばかり選んでしまいました(苦笑)

この中でも、私にとってはメヒシバが最も厄介です。%e3%83%a1%e3%83%92%e3%82%b7%e3%83%90

茎に節がついていて、地面を這いながら、その節から根を生やしていきます。

ですので、ちょっと刈ったくらいではほとんど防除できません。

さらに、周りに高い植物がいる時には立ち上がり、隙間から葉っぱを出して受光して成長します。

アメリカセンダンソウも結構嫌味です。

種にトゲが付いていて、服についたら取るのが面倒です。

セイタカアワダチソウは、アレロパシー物質を出すことで有名ですね。セイダカアワダチソウ

これにより、作物の生育が抑えられてしまいます。

覚えるためには

雑草に限りませんが、覚えるための早道はありません。

が、最低限必要な条件を挙げるとすれば、それは相手に対して興味を持つことでしょう。

そして、基本的な姿を何度も繰り返し確認して、記憶に定着させます。

これは何?と思った時にはすぐにその場で確認できると便利ですね。

今はスマホという強い味方があります。

もちろん、ポケット図鑑を携帯しておくのも良いですね。

あと、私は週に一度、一時間だけ農作業をせずに圃場の観察をするという時間を取っていたこともあります。

ちょっと、草刈りとか始めてしまうと、そちらに夢中になって情報のインプットがおろそかになるので、決して何もしないで観察に集中します。

それで、雑草とか害虫の名前を覚えていました。

凝った人にオススメなのは、標本を作ることです。

いわゆる、押し花ですね。

種の段階から、芽吹いて、大きくなって、花をつけるところまであれば作れば、もはや見なくても覚えてしまっていることでしょう。

名前を覚えたあとは

名前が分かるだけでもうれしいものですが、性質も覚えられれば完璧ですね。

そうすると、例えば指標植物として使えます。

私の畑の場合、作り始めたころはスズメノテッポウがかなり生えていましたが、最近はあまり見かけなくなりました。

これは、もともと水田だったのが、だんだん畑地化してきたことを表します。

また、以前よりエノコログサが多くなってきていますが、これは土壌がもともと強い酸性だったのが矯正されてきたことを示します。%e3%82%a8%e3%83%8e%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%82%b5

雑草を積極的に利用する方法も考えられます。

例えば、セイタカアワダチソウは、根から他の植物の成長を抑える物質を出します。

そこで、この根を採取して、アルコールか何かで抽出して自然農薬として使うことが考えられます。

あるいは、スベリヒユなどは茹でて食べることもできますし、民間薬としても利用できます。

いろんな性質を知っていれば、斬新な利用の仕方も見えてくるかもしれませんね。

まとめ

雑草の名前や性質を覚えることは、防除や利用のためには非常に便利です。

覚えるためには、興味を持って、雑草を見るたびにその都度名前を確認していきましょう。

<参考にした本>

種生物学会編 農業と雑草の生態学 文一総合出版

<関連投稿>

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