もう10月も半ばです。
畑も、夏野菜から秋冬野菜に切り替わっていることと思います。
大根や葉物野菜などの幼苗が、すくすくと育っていることでしょう。
しかし、幼苗はやはり病害虫に弱いもの。
しっかりと防除してやる必要があります。
今の時期、一番の大敵はコオロギかもしれません。
コオロギというと風流な?鳴き声で人気のある昆虫。
しかし、れっきとした害虫です。
アオムシとか、アゲハチョウの幼虫であれば、食べる野菜は決まっています。
特に若い葉や幼苗の被害が大きくなります。
畑によくいるのはエンマコオロギで、コオロギの中でも最も大きい部類になります。
オスは羽の模様が複雑で、メスはおしりに長い産卵管があるのが特徴です。
コオロギの生活史
彼らの生活は、まず5月から6月くらいに卵からふ化します。
その後、10回弱くらい脱皮して8月頃成虫になります。
昼間は枯れ草の中や石の下に隠れていて、夜に活動します。
上述の通り雑食性で動物、植物どちらも食べます。
動物は、小さな虫とか死骸などです。
餌がないと、共食いもします。
天敵はカマキリやクモ、ムカデ、カエル、トカゲ、寄生蜂、鳥など。
11月頃に産卵して、一生を終えます。
メスのお尻に産卵管という針のようなものが付いていて、それを土の中に突き刺して、卵を土の中に産み付けます。
防除策
以上からコオロギ対策を考えてみると、まずはコオロギが住み着くのに好適な生息場所をなくすことが大事です。
枯れ草の下などに隠れることから、もしも敷き藁をしていたら片付けておいたほうが良いです。
とはいえ、土の乾燥や雨の泥はね予防のために、敷き藁をしたいというニーズも強いので難しいところですが。
ともあれ、敷き藁を片付けた上で物理的防除、もしくは殺虫剤を使います。
物理的防除としては、不織布が最もよく用いられます。
野菜が隠れるように、ぴっちりと覆うわけですが、コオロギは小さな隙間でも入り込むので、よほど厳重に行う必要が有ります。
他に、ペットボトルに穴を開けて土に埋め、苗を保護する方法もあります。
ただし、中の温度が高くなりすぎて苗が障害を受ける可能性もあります。
殺虫剤としてはベイト剤がよく使われます。
コオロギは、ニオイで誘引され、餌と間違えて食べて死にます。
巧言令色仁少なしといいます。
コオロギの美しい音色に騙されず、しっかりと彼らの行動を見守りましょう。
そして野菜を彼らから守りましょう。
<参考にした資料>
小金井小学校生活部指導 はじめての飼育5 コオロギ 小蜂書店
日立システムアンドサービス 世界大百科事典
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